料亭味彩(右)床の間「若松華瑶・鶴菱毘沙門文織物額」 解説 B-07

料亭味彩()床の間「若松華瑶(わかまつかよう)(つる)(ひし)毘沙門(びしゃもん)(もん)織物額」 解説


△ 料亭味彩右/「若松華瑶・鶴菱毘沙門文」額


     額装全体外観


△ 作品拡大写真


◆ 初代 若松華瑶(1895-1974)とは・・・

工房を作り職人を育てながら新しい図柄の草案に尽力しました。西陣織、中でも唐織で能の精神を世界に伝えようと、100種類の能装束を発表しました。自らも百三十番以上もの能の演目を舞い、いかにして軽い装束を、また能舞台に生える装束にするかと、研究に研究を重ね、生涯を通して能装束の製作に取り組みました。その他、西陣の帯地製作も多数手がけ、皇室御用達になるほどの作品を多く制作しています。

◆ この作品名は「鶴菱毘沙門文」と呼び、鶴と菱といった「縁起の良い題材」のため、お祝い時やお正月といった「お目出たいシーン」に似合いますが、1年中飾っておいても良い作品です。

◆ 少々変わった作品に、相撲の行事装束があります。瘦せていたため相撲取りになれないと、行事に憧れ自作の装束を贈り続けました。昭和33年、二十二代木村庄之助から昭和49年木村玉光(たまみつ)に至るまで、実に29着の装束を土俵上に華咲かせました。

コメント

このブログの人気の投稿