「紫式部日記絵巻・第二段」解説 B-05-2

「紫式部日記絵巻・第二段」解説


△小間食事処「桜-12番」➩「紫式部日記絵巻・第二段」額掲示


     額・左側:「詞書(ことばがき)


△ 額・右側:「絵」


◆ 「紫式部日記」は「源氏物語」の著者・紫式部が平安時代、1008年7月から1010年正月までの1年半の間に書き(のこ)した日記※1です。
※1.藤原道長の娘であり一条天皇の中宮であった彰子に仕えた紫式部が、彰子の2度の皇子出産とその祝賀の華やかな様子を中心に、当時の権力者道長をめぐる平安貴族の様子を生きいきと描き出した日記文学の傑作です。

◆ 「国宝 紫式部日記絵巻」は、その日記の内容を約250年後の鎌倉時代前期に絵巻にした作品です。もとは全10巻程度の巻物であったと推定されますが、現在はその約4分の1にあたる4巻分が伝わり、五島美術館のほか大阪・藤田美術館、東京国立博物館、個人コレクターが所蔵しています。

◆ 上部写真(紫式部日記絵巻・五島本第二段)は、敦成(あつなり)親王(のちの後一条天皇)の誕生五十日の儀の様子です。中宮・彰子が皇子を抱き※2、髪を上げ正装で奉仕する女房たちを描いています。
※2.乳母か大納言の君とする説もあります。

◆ 本品は、紫式部日記絵巻・五島本を底本として、原寸・原色により忠実に復刻したものです。

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