伊勢型「額」・「パネル」解説 B-04

伊勢型「額」・「パネル」解説


2Fに掲示してある伊勢型説明と伊勢型額および大判パネル


△伊勢型・大判額


◆ 館内ロビーや客室に伊勢型額やパネルを設置しています。

◆ 伊勢型とは・・・

伊勢型紙は染色用具で、キモノなどの型染めに用いる型紙のひとつです。渋紙(型地紙)を、熟練の職人が手彫りの技法で文様・絵柄を彫り抜いたものです。
古来より伊勢の地で作られ型商人によって全国に販売されていたため、伊勢型紙の名(他に「伊勢型」「白子型」等)で呼ばれてきました。起源は諸説あり定かではありませんが、千年以上の歴史があるともいわれています。昭和58年に伝統的工芸品に指定されました。
特徴は、薄い和紙を柿渋で数枚貼り合わせた彫刻・染色に適した地紙を使用することと、熟錬の職人により手彫りで作られることにあります。彫刻の技法には引き彫り(縞彫り)・突彫り・道具彫り・錐(きり)彫りの4技法があり、それぞれ異なる刃物(彫刻刀)を用いて特徴ある型紙を生みだします。
江戸小紋や京友禅・手拭いなどの染色を裏方として支えてきましたが、型彫り職人の卓越した技術は素晴らしく、その精緻な文様・デザインには、人の手の無限の可能性を感じさせるものがあります。 近年は生活様式の変化にともなってキモノの需要が減り、伊勢型紙の生産量とそれに携わる人間も激減しました。
しかしその状況下でも、優れた彫刻の技術を残そうとする団体活動が行われたり、作家活動により美術工芸品として日展に入選するなど高い評価を得たり、展示会・メディアに取り上げられることで少しずつ知名度も上がりました。一般の個人の方でも(染色用ではなく)切り絵として趣味で楽しまれる流れもございます。

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