小間食事処・桜15番「若松華瑶・菊雲取文織物額」解説 B-06

小間食事処・桜15番「若松華瑶(わかまつかよう)(きく)(くも)(とり)(もん)織物額」解説


△小間食事処「桜-15番」➩「若松華瑶・菊雲取文」額


     額装全体外観


△ 作品拡大写真


◆ 初代 若松華瑶(1895-1974)とは・・・

工房を作り職人を育てながら新しい図柄の草案に尽力しました。西陣織、中でも唐織で能の精神を世界に伝えようと、100種類の能装束を発表しました。自らも百三十番以上もの能の演目を舞い、いかにして軽い装束を、また能舞台に生える装束にするかと、研究に研究を重ね、生涯を通して能装束の製作に取り組みました。その他、西陣の帯地製作も多数手がけ、皇室御用達になるほどの作品を多く制作しています。

◆ この作品名は「菊雲取文」と呼びます。「菊」という題材のため「秋」に適した作品と考えられ易いのですが、「雲取文」は神様が宿る吉祥文様であることから通年で使用できる文様です。

◆ 少々変わった作品に、相撲の行事装束があります。瘦せていたため相撲取りになれないと、行事に憧れ自作の装束を贈り続けました。昭和33年、二十二代木村庄之助から昭和49年木村玉光(たまみつ)に至るまで、実に29着の装束を土俵上に華咲かせました。

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